2014年8月22日金曜日

映画「物置のピアノ」オリジナル・サウンドトラック / 丸山朋文

snakeでチェロを演奏している丸さんこと、丸山朋文さんが音楽を担当した映画「物置のピアノ」のサウンドトラックが出来上がりました!丸山さんがこの映画のために作った曲たちはオーケストラ編成で演奏され、映画の内容に付随するように、優しくあたたかく、そしてどこか力強さを感じるものばかりです。映画を観た方はもちろん、映画を観ていない方にもおススメの1枚となっております。なんと、このレコーディングにはsnakeの4人が参加しています!(^^)

物置のピアノ公式サイト http://www.cinemanest.com/monookinopiano/ 
予告篇 youtube https://www.youtube.com/watch?v=42y9-jxYcpI
紹介映像 youtube https://www.youtube.com/watch?v=Pgv0CyfF9AA

2014.8.23~9.19 福島フォーラムにて特別先行ロードショーが決定!!※今後の公開予定は、公式サイトでご確認下さい。



アルバム情報
映画「物置のピアノ」オリジナル・サウンドトラック / 丸山朋文
SNAK-1002
1,500円(税込)
全16曲入り ※全曲解説付

参加ミュージシャン (これぞまさに、スネークフィルハーモニー管弦楽団と言っても過言ではない!?)
Solo Cello 丸山朋文(snake)
1st Violin 真部裕(snake)、徳永友美 、川口静華 、漆原直美
2nd Violin 藤堂昌彦、柳原有弥(snake)、上里はな子、氏川恵美子
Viola 生野正樹、長岡聡季(snake)
Cello 江口心一、多井智紀
Contrabass 一本茂樹
Flute 岩佐和弘
Clarinet 中秀仁
Oboe 最上峰行
Bassoon 依田晃宣
Piano 松本和将
ふるさとVocal  NHK東京児童合唱団

映画「物置のピアノ」 ストーリー
福島の小さな田舎町で、桃農家を営む小さな家族の物語。
2012年7月。あの震災から一年後の夏。
高校3年生の宮本春香(17)が奏でるピアノは薄暗い物置から夏草の薫りの中に溶け込んでいく。
ある日、東京の大学に通う姉・秋葉(20)が突然帰ってくる。
優秀で何でも器用にこなす人気者の秋葉といつも比べられてきた、不器用で臆病な春香。
そんな春香にとってピアノを弾いている時が唯一の心安らぐ時間であり、物置は世界の中心だった。
宮本家には幼い弟を亡くした悲しい記憶がある。そのことで自分を責め続けて来た春香。
物置でピアノを弾く事は、弟への償いでもあった。そんな中、桃の風評被害が更に祖父を苦しめていく。春香は、いつも優しく自分を見守ってくれている祖父のため、ある決断をする。
失った命への家族それぞれの思い、福島の桃農家の現状、浪江町から避難して来た少年との出会い。
そして、秋葉との衝突……春香の中で何かが変わろうとしていた。

丸山朋文プロフィール
1979年5月21日東京生まれ。6歳でチェロを始める。東京藝術大学附属高等学校を経て東京藝術大学卒業。同声会賞受賞。安宅賞受賞。
HYDEと共演。サポートとして、中島美嘉、葉加瀬太郎、鬼束ちひろ、ポルノグラフィティー等のライブ出演や、数々のアーティストのレコーディングに参加。チェロを勝田聰一、河野文昭、花崎薫の各氏に師事。
高校時代より作曲を開始。ヴァイオリニスト真部裕と共に結成した世界音楽探求ユニットsnakeでは主に作曲を担当。これまでにsnakeとして4枚のCDアルバムを発表し、いずれも好評を博す。ドキュメンタリー映画「父をめぐる旅」の音楽を担当。現在、音楽教諭として教鞭を執りながら作曲や演奏活動を行っている。

CDのお求めはこちらから
CDのお求めは、snakemusic shop、劇場、snakeのライブ会場等で販売していきます。

snakemusic shop http://snakemusic.shop-pro.jp/?pid=79524827

◇◆◇  丸山さんよりコメント頂きました! ◇◆◇
この作品の音楽を作るにあたり、先立って映像を見るとすぐに引き込まれたのを覚えています。叙情的なカットの質感、福島の自然が美しい。緑色の匂いが夏の空気と重なり伝わってくるようです。
震災後、桑折町でピアニストを目指す少女の一夏の記憶。映画音楽はピアノ、弦楽器、木管楽器から成る編成で、素朴な響きを大切にしました。作品のもつ素直さ、水の様に澄んだ純粋な思いを表現しつつ、日本人の記憶の根底に共通して流れる故郷の温もりと手触り、そして日々更新される営みの中で、抽斗にそっとしまわれた日常の断片を、旋律と和音に盛り込もうと心がけました。
音楽がこの瑞々しい青春映画の本質に少しでも近付いていたら嬉しく思います。  丸山朋文